海外ETFについて - ETF初心者ガイド

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海外ETFについて

海外ETFとは?

ETFには様々なメリットがあることから、近年国内で注目を浴び、上場されるETFの銘柄も増えています。
ですがETFは国内のみでなく、海外の株価指数との連動を図る「海外ETF」と呼ばれるものも存在しています。

海外ETFは、中国やアメリカ等の市場に上場されて取引されている銘柄に対して投資を行うことが可能です。
そしてそれによって、その対象となる指数に連動する全ての銘柄について投資を行っているのと同様の投資効果を得ることができるようになっています。

海外ETFも、国内ETFと同様に投資信託よりも信託報酬が低く、価格の変動に応じてリアルタイムに取引を行うことができる等のメリットがあります。
また、新興諸国や先進国の市場に上場している様々な銘柄に対しての投資も可能です。

海外ETFは海外への投資となる為、為替の変動や、投資先の国での政策や税制の変更等によって生じるリスクについても充分に把握した上で投資を行う必要があります。

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先進国株式ETF

先進国の株式ETFは、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの株式市場が対象となります。

アメリカではアメリカン証券取引所、ナスダック、NYSEアーカ取引所の3箇所でETFの銘柄が上場され、売買取引が行われています。

アメリカン証券取引所で取引が行われているETFの銘柄は、俗に「スパイダーズ」と呼ばれるSPDRトラスト シリーズ1が有名です。
SPDRトラスト シリーズ1は、ダウ・ジョーンズ工業株価の平均指数との連動を目指すものです。
ダウ・ジョーンズ工業株価の採用銘柄を挙げると、マクドナルドやボーイング、マイクロソフト、ディズニー等、世界規模の大企業が名を連ねています。
SPDRトラスト シリーズ1では、これらの企業に分散投資を行うことができます。

ヨーロッパで取引が行われているETFは、フランクフルト証券取引所に上場されているiシェアーズ(通称ダウ・ジョーンズ ユーロストックス50)です。
アメリカの大手メディアであるダウ・ジョーンズ社が結成した「欧州経済通貨同盟(EMU)」に加盟する国の中から、優良とされる50銘柄により構成されている株価指数に連動します。

オーストラリアで取引が行われているETFは、SPDR(通称S&P/ASX200ファンド)です。
オーストラリア証券取引所に上場されているETFで、オーストラリアの優良銘柄の中で特に流動性の高さと時価総額の高さが評価される200の銘柄で構成されている株価指数に連動します。

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新興国株式ETF

新興国の株式ETFは、新興国全般に対して売買取引を行うことができるものと、国ごとにそれぞれの証券取引所で売買取引を行うものとに分けられます。

新興国全般で取引されるETFには、iシェアーズ FTSE BRIC50(通称BRIC)、iシェアーズ MSCIエマージング・マーケット・インデックス・ファンド(通称EEM)の2つが日本の証券会社で購入可能となっています。

BRICは、ミラノ証券取引所に上場されているETFです。
イギリスで金融新聞を発行するファイナンシャルタイムズ社とロンドン証券取引所との合弁会社として発足したFTSE社が、中国、ロシア、ブラジル、インドの大手企業の銘柄とで構成した株価指数に連動しています。

EEMは、アメリカで電子取引を行っているNYSEアーカ取引所に上場されているETFです。
アメリカのモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)が、これから急成長すると見込まれる国や地域(エマージング諸国)で作成した株式市場の銘柄で構成した株価指数と連動しています。

新興国株式ETFの新興国としては、その他に東ヨーロッパ、ロシア、中南米、南アフリカ、トルコ、台湾、韓国、中国、香港、インドが挙げられます。
新興国株式ETFの取引が行われているのは、香港証券取引所、シンガポール証券取引所、NYSEアーカ取引所、ミラノ証券取引所です。

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テーマETF

テーマETFには、世界の市場を対象とした大規模な投資を行うことができるグローバルなETFと、好配当を望むことができるETFとの2種類に分かれており、投資家の希望や条件によってどちらで投資を行うかを選択することが可能です。

世界の市場を対象とした投資が実践できるグローバルなETFには、iシェアーズの5種類の銘柄が挙げられています。
ロンドン証券取引所に上場されている「FTSE/マッコーリーグローバル・インフラストラクチャー100」、ミラノ証券取引所に上場されている「S&P/グローバル・ウォーター・ファンド」、ユーロネクスト・アムステルダムに上場されている「S&P/上場プライベート・エクイティ・ファンド」、NYSEアーカ取引所に上場されている「S&P/グローバル金融セクター・インデックス・ファンド」、「MSCIKOKUSAI(コクサイ)インデックス・ファンド」です。

好配当を望むことができる海外ETFとして挙げられている銘柄は3種類です。
いずれもiシェアーズで、NYSEアーカ取引所に上場されている「ダウ・ジョーンズ好配当株式インデックス・ファンド」、ミラノ証券取引所に上場されている「DJアジア/パシフィック好配当株式インデックス・ファンド」、DJユーロストックス好配当株式インデックス・ファンド」で、各地域で好配当な銘柄を組合せて構成されているETFになります。

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商品指数連動ETF

商品指数連動ETFとは、その名の通り商品の価格指数に連動するETFを指します。
株や債券への投資とは若干異なる値動きをするのが商品指数連動ETFの特徴です。

ここでいう「商品」とは、「コモディティ商品」のことを指します。
コモディティ商品とは、特定の商品のことではなく、農産物や金属、エネルギーといった市場に流通する様々な製品を生産する為になくてはならない原材料となるものです。
食生活や日常生活において必要不可欠な資源がコモディティ商品なのです。

コモディティ商品への投資は、通常の株式よりも割安感があり、リスクを抑える為の分散投資にも有利なことから、欧米諸国の投資家の間で近年人気が高まりつつあります。

アメリカの格付け機関であるスタンダード&プアーズ(S&P)社から提供されるコモディティ商品の価格指数との連動を図ってNYSEアーカ取引所に上場されたETFは、「iシェアーズ/S&P GSCIコモディティ・インデックス・トラスト」です。

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中国株のETF

日本の株式市場が東証や大証等複数に分かれているのと同様に、中国の株式市場もいくつかの取引所に分かれています。
中国では、香港取引所、上海取引所、深セン取引所の3箇所で売買取引が行われています。

その中で、中国の本土内に置かれている深セン取引所と上海取引所では、東証等が1部、2部と分かれるようにさらに細かく「A株市場」と「B株市場」とに分けられます。
この2つの市場で海外の投資家が売買取引を行うことを認められているのは「B株市場」のみとされています。
一方「A株市場」では、ごく一部の海外の機関投資家と中国人の投資家によって売買が行われています。

上海取引所と深セン取引所での取引に日本の投資家は全く関与できないのでしょうか。
直接関与はできませんが、間接的な形であればA株市場で取引をすることができます。
その方法がETFなのです。

中国株のETFは上海取引所のA株市場に上場している50の銘柄の指数に連動することを目指して構成されています。
中国株のETFが連動するのは「上証50指数」と呼ばれているもので、中国の経済成長に伴って中国株のETFは注目を集めています。

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タイ株のETF

新興国といわれる国の中で、タイ株は特に今後成長を見込めるものとして市場の同行に注目が集まっています。

タイでは1997年に起こった通貨危機以降、政情不安等も重なって経済の低迷が続いていました。
しかし2008年1月に新首相の下で新しい政権が発足し、長い混迷の中から抜け出しました。
それと共に、政府の景気回復策も手伝って、海外からの投資や国内の消費も上昇傾向を示しています。

混乱の中にこそあったものの、タイの株式市場の歴史は古く、1962年にバンコクに民間の取引所が開設されています。
タイ証券取引所(SET)として本格的に市場が動きを見せるようになったのは1991年で、2008年1月現在での上場企業数は523社となっています。

タイでの初のETFは、2007年9月に上場された「ThaiDex SET50ETF(TDEX)」です。
TDEXは、「SET50指数」と呼ばれる株価指数に連動することを目的として構成されています。
SET50指数とは、タイ証券取引所に上場している銘柄の中から時価総額の大きい優良銘柄とされる50の銘柄で構成されている株価指数を指します。

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海外ETFが売買できる証券会社

海外ETFは今後益々注目度が上昇することが予想されますが、国内ETFに比べてまだまだ取扱う証券会社が少ないのが現状です。
現在海外ETFの売買取引が可能な証券会社をいくつか取上げてご紹介してみます。

海外ETFといえば、他社の群を抜く取扱い銘柄数を誇っているのが「楽天証券」です。
楽天証券では、米国ETFを54銘柄、中国ETFを12銘柄取扱っています。(2008年6月現在)
それに次ぐ他社の海外ETFの取扱い銘柄数は30銘柄にも満たないほどです。
また、米国ETFの取扱いをしている証券会社は中国ETFを取扱う証券会社よりも少ないことから、海外ETFの取引をしたい投資家の方に、楽天証券はオススメの証券会社といえるでしょう。

楽天証券に次いで海外ETFの取扱いが多いのは「SBISBI証券(旧SBIイー・トレード証券)」です。
SBISBI証券(旧SBIイー・トレード証券)では、米国ETFを19銘柄、中国ETFを9銘柄取扱っています。(2008年6月現在)
SBISBI証券(旧SBIイー・トレード証券)は、ネット証券会社の中では口座開設者数トップを誇る人気の証券会社です。
人気の秘密は、システムの安定性や高機能なトレーディングツール等も挙げられますが、何よりも業界最低水準となっている手数料の安さでしょう。

その他の証券会社では、主に中国ETFを取扱っています。
ネット証券会社の中では、ユナイテッドワールド証券や松井証券、マネックス証券、オリックス証券等が海外ETFの売買取引に対応しています。

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