ETFの取引ルール - ETF初心者ガイド

会社概要お問い合わせ

ETF初心者ガイド > ETFの取引ルール

ETFの取引ルール

信用取引や貸借取引も可能

株取引では一般の取引形態の他、信用取引や貸借取引も可能となっていますが、ETFの売買でもこれらの取引が認められています。

一般的には、信用取引はETFが上場されたその日から可能とされており、貸借取引についても信用取引が行われる銘柄に対して随時対象とされていきます。

信用取引とは、文字通り投資家と証券会社との間の信用関係において成立つ取引です。
証券会社に対し、投資家が定められた比率に従って保証金を現金、もしくは有価証券にて担保として納めます。
その上で売買に必要となる証券や資金の貸付を受けて売買取引を行うのが信用取引です。
貸付を受けて信用取引を行った場合には、定められた期限までに弁済する義務があります。

貸借取引も信用取引のうちのひとつで、自身が所有していない資金や証券を証券会社から借り受けて売買取引を行う取引を指します。

信用取引や貸借取引が可能となっていることで、ETFの売買の利便性が向上するとともに取引が一段とスムーズに進められ、且つ価格の形成においても有効に作用しています。

TOPページへ

公開買付期間のルール

近年の不況により、あらゆる業種の企業の間で合併や買収が行われています。
こうした状況の中で増加傾向にある取引が「公開買付」です。

公開買付とは、文字通り買付を公開することです。
株の証券を発行している会社もしくは第三者が特定の証券に対して買付期間や数量、価格等を公告等の方法で不特定多数の人に対して公表し、買付(または売付)の勧誘を行います。
それに応えて、公開された価格で希望の数量の株券の買付を行うことを「公開買付」といいます。

公開買付には、買付の希望者が応募を検討したり、買付の対象とされた会社がその後の対応策を検討する為に一定の期間が設けられています。
これを「公開買付期間」といいます。
公開買付期間は、20日から60日の間で、実日数ではなく営業日によって設定されます。

ETFの取引では、この公開買付期間に一定のルールが設けられています。
性質が同じふたつの資産において、割高な資産を売却して割安な資産を購入することでリスクなく差益を得ることができる「裁定取引」や、市場での価格変動によって受けるリスクを避ける為に先物等の売買をあらかじめ行う「ヘッジ取引」による買付は、公開買付には適用されないことと定められています。

TOPページへ

流通制度の整備の為の取り決め

ETFはデメリットとなる点もいくつかあるものの、従来の投資信託と比べて様々なメリットがあり、投資においての利便性も高いものとして注目されています。
各取引市場で活発に取引が行われる分、ETFの取引にはスムーズな取引とともにより高い信頼性が求められることとなります。
一層スムーズな売買取引が行われる為の取り決めが政府によって都度改正され、流通制度の整備が行われています。

ETFの売買の信頼性を向上させる為には、ETFと現物の株式や先物取引(あらかじめ定められた一定の期日まで買付代金や商品の受渡しが猶予される取引形態のこと)に係る商品との間で行われる裁定取引やヘッジ取引が円滑に行われる為の取り決めが必要です。
これを受けて平成13年に改正されたのが「有価証券の空売りに関する内閣府令」です。

この改正では、国内ETFの売買取引に関する明示義務や、価格規制の適用について見直されました。
明示義務や価格規制が適用されないものとしては、ETFと他の株券との交換請求中の対象株券の空売りや、追加設定の請求中のETFの空売りが挙げられ、価格規制を適用しないものとしては、株券や先物取引との裁定取引やヘッジ取引を行う際のETFの空売り等が挙げられています。

TOPページへ

不公正取引を防ぐ為のルール

ETFの売買取引は、TOPIXや日経225(日経平均株価)などの株価の指数やそれらに係る指標との連動を目的に運用されています。
従って、ETFの価格の形成はこれらとの連動性が高いものとなるように常に配慮されている必要があります。

ですが、この性質を逆手にとって悪用する業者や投資家がいないとも限りません。
現物株式の指数を不正に操作することによってETFの価格を変動させるという不正な手段を使い、不当な利益を得ようとすることは不可能ではない為です。

取引所では、ETFの売買でこのような不正な取引が行われることを防ぐ為、一定のルールを設けています。
ETFの取引市場とそれに係る市場について、不正取引防止の為の禁止事項は以下の4つです。

・仮装取引(特定の株に対して同一人物が売りと買いの注文を同時に出す仮装の売買)
・馴合取引(売り手と買い手が手を組んで同一価格で売買をし、取引が活発であるかのように偽装するもの)
・相場操縦(仮装取引や馴合取引等で不正に株価を操る行為)
・浮説の流布(根拠のない噂を流して株価等を不正に操作しようとする行為)
・カスタマー・フロントランニング(買い手と売り手との間で売買を仲介する業者が、事前に価格を予想して顧客の注文を処理する前に、有利な額で自分の注文を行って不正に利益を得ようとする行為)

TOPページへ

次のページ>> ETFと税金との関係